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ユーザー数、セッション数、PV(ページビュー)数の違いとは?【何それ美味しいの?】

WEBページの注目度を示す指標としてユーザ数、セッション数、PV(ページビュー)数があります。

ブログを始めたばかりの方で自分のブログの認知度を測るためにGoogleアナリティクスを導入されている方は多いと思います。その中でもこれらの単語が出てくるので目にしたことはあるのではないでしょうか。

ただ、それぞれの意味の違いって把握できていますか?

こんな方におすすめ

  • ユーザ数?セッション数?PV(ページビュー)数?何それ美味しいの?
  • 言葉は知っているけどそれぞれの指標はいったい何が違うの?
  • 自分のWEBページを改善するためには何の指標を見たら良いですか?

本記事ではそういった疑問にお答えします。

ユーザー数、セッション数、PV数とは?

ユーザー数とは?

ユーザー数とは、そのWEBページに訪れたユーザーの数を表します。

10人の人がWEBページに訪れたらユーザー数は10です。

ここはシンプルでわかりやすいですね。

厳密に言うと解析するソフトウェアで違いがあります。専門用語でいうとcookieやipアドレスの違い等が関係します。

セッション数とは?

セッション数とは、そのWEBページにアクセスした数です。

これだけだと先ほどのユーザ数との違いがよくわかりませんが、大きな違いは訪問者が誰であるかに注目していない点です。

これは、とあるユーザーAさんが同じWEBページを朝と夜の2回訪れた場合、ユーザー数は1ですがセッション数は2になる、ということを意味しています。

逆に、Aさんが朝から晩までずっと続けて同じWEBページ内を巡回していた場合は同一セッションとしてカウントされます。

Googleアナリティクスの公式ページでは以下のように説明されています。

セッションとは、特定の期間にウェブサイトで発生した一連の操作のことです。たとえば、1 回のセッションには、複数のページビュー、イベント、ソーシャル インタラクション、e コマース トランザクションなどが含まれます。

引用元:アナリティクスでのウェブセッションの算出方法

セッション数はアクセス数とほぼ同義です。Googleアナリティクスではセッション数で表現されています。

グーグルアナリティクスの定義では以下のケースはセッションが切り替わって新しいセッションとして計測されます。知っておくと役に立つことがあるかもしれません。

  1. 30分以上行動がない時:ページにアクセスしたけど放置している状況です。たまにやってしまいますよね。
  2. 日付けが変わるとき:日付けが変わる前後でWEBページにアクセスして行動していた場合は別のセッションとしてカウントされます。

PV(ページビュー)数とは?

PV数はWEBサイト内のページが開かれた回数を表します。

同じWEBサイト内で3ページを閲覧した場合、セッション数は1ですがPV数は3となります。

またユーザがページに訪れた後で再読み込みをした場合はページビュー数は加算されます。

公式サイトでは以下のように解説されています。

ぺージビューは、アナリティクス トラッキング コードを導入したサイトでページが 1 回表示されるごとにカウントされます。ユーザーがページを訪問した後でそのページを再度読み込んだ場合、ページビュー数は 1 つ増えます。ユーザーが他のページに移動してから最初のページに戻って来た場合も、新たなページビューとしてカウントされます。

引用元:アナリティクスの Google 広告クリック数、セッション数、ユーザー数、閲覧開始数、ページビュー数、ページ別訪問数の違い

例題

では復習のため例題です。

問題.
Aさんはドナちきブログ(本ブログ)を朝に1回3ページ、夜にも1回2ページを閲覧しました。
ユーザー数、セッション数、PV数はそれぞれいくつでしょう?

答え
ユーザー数:1
セッション数:2
PV数:5

理解できましたか?

指標がいくつもあるのはなぜか?

ユーザー数、セッション数、PV数と指標がいくつもあるのはなぜ?

最近だと最近のニュースをまとめたアプリ(キュレーション)やSNSに、ある会社の広告が表示されているのを見たことがあると思います。

あれは「自社の情報や製品に興味を持ってもらい、自社サイトに訪れてほしい!」というプロモーション目的で広告を出しています。

すると、その広告が効果があったかどうかは、実際にWEBページを訪れてくれたユーザー数またはセッション数が大切な指標になります。

一方で広告を掲載する側からすると、訪れてくれた人の数より広告が表示された回数の方が気にすべき指標になります。

広告は各ページに掲載されることを考えると、PV数が広告表示回数ということになります。

このように立場によって価値のある指標が異なってくるため、状況に応じて使い分けられます。

ユーザー数、セッション数、PV(ページビュー)数のまとめ

というように、本記事で紹介した内容をまとめると以下のようになります。

本記事のまとめ

  • ユーザ数、セッション数、PV数の違いは以下の通り
    • ユーザー数:WEBページに訪れたユーザーの数
    • セッション数:WEBページにアクセスがあった総数
    • PV(ページビュー)数:WEBサイト内のページが開かれた回数
  • WEBページの認知度や広告運営の効果を測るなど価値ある指標が異なるため、状況に応じて使い分ける必要がある

 

セッション数もPV数も広告を出す側、掲載する側ともにWEBページの改善をするために利用することができる指標です。

WEBマーケティングに興味のある方は是非とも覚えておきましょう。

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