
「これからC言語を独学しようとしているが、どう勉強すれば良いか分からない。独学でC言語を習得するオススメの方法を教えてほしい。
また、C言語は難しいという噂を聞いたので、勉強するときに注意することも知りたい。」
今回はそういった悩みを解決します。
本記事の内容
- 難攻不落のC言語を独学で習得できる4つのステップ
- C言語を勉強するときに注意すべきこと
記事の信頼性
この記事を書いている私はエンジニア歴8年で、C言語を使ったアプリ開発や組み込み機器開発の経験があります。
自分がC言語を習得してきてオススメできる勉強方法や、エンジニアが見てもこれは役に立つ!と思うサービスなどが紹介できます。
この記事ではC言語を独学で習得できる4つのステップを紹介します。
自分がC言語を習得した方法や、エンジニアが見てもこれは役に立つ!と思う学習サービスを紹介します。それらを活用することで、初心者でもつまづくことなく学習できます。
また、学習が難しく挫折しやすいと言われるC言語を勉強する時に気をつけるポイントも合わせて紹介します。
事前に「なぜC言語が難しいのか?」をなんとなく理解しておくことで、分からないと感じても最初は難しいものだと捉えるられるので、継続しやすくなります。
C言語を独学で習得できる4つのステップ
インターネットが当たり前となった現在では、オンラインでプログラミングを学習できる方法がたくさんあります。
そういったサービスを活用することでC言語を独学で習得することが可能です。
具体的には、次の4つのステップに従って進めるのがオススメです。
- 動画学習サイトで勉強する
- 学習サイトで文法基礎を身につける
- 専門書で学習する
- オンライン学習の有料コースで勉強する
動画学習サイトで勉強する
まずは動画学習サイトを活用してC言語の基礎知識を習得します。
動画学習サイトとは、実際のプログラミング風景の動画を見ながら学習を進めることができるサイトです。
一緒になって手を動かしているうちに、自然と基礎知識を身につけることが出来ます。
C言語が学習できるオススメの動画学習サイトは次の2つです。
特にドットインストールではC言語入門講座が全22回用意されていて、しかも無料で受講することができます。初めてC言語を学ぶ方は利用しない手はないです。
※ちなみに、世の中には他にも学習サイトがあります。詳しくは以下の記事で紹介しているので合わせて読んでみてください。
>>プログラミングを独学するのにおすすめの学習サイト【無料あり】
学習サイトで文法基礎を身につける
C言語の基礎知識を身につけた方は学習サイトを使って文法知識を深めましょう。
動画サイトでは基礎的な知識を身につけることが出来ますが、実際の開発ではもう少し深い知識が必要になります。
不足している点を補うため、より詳しく説明してくれている学習サイトを使う事で知識を深めることが出来ます。
例えば次の学習サイトは初心者でも分かりやすく、それでいて中~上級者向けの内容も紹介しています。
動画学習サイトで基礎知識を習得した方は、学習サイトを活用して不足している知識を補いましょう。
専門書で学習する
さらにエンジニアの最前線で戦うためには専門書を活用して知識を深めましょう。
基礎知識の復習から、学習サイトの情報だけでは知ることが出来ない専門知識も、書籍を活用することで習得することが出来ます。
例えば、C言語の知識を深めるためには次の本を読んでみると良いです。

オンライン学習の有料コースで勉強する
最後の仕上げにオンライン学習サイトの有料コースを使って勉強します。
C言語を含めて、プログラミング言語の情報は常に進化していて、学習サイトや書籍だけでは最新の情報がキャッチアップできないケースがあります。
その点、有料コースの学習であれば、最新の情報を反映したコースが開講されています。
また、現役エンジニアが講師を務めている場合であれば、現場で使われている最新の情報を習得することができるので、即戦力クラスのスキルを身につけることが出来ます。
例えば、UdemyではC言語に関する数多くのコースが開講されているので、自分が知りたい情報に関する講義を見つけて受講することで、より実践的なスキルを身につけることが出来ます。
それと比べると、1講座あたり数千~数万円程度で最先端の技術を習得できるのであれば安いものだと思います。

挫折しやすい!?C言語を勉強する時に気をつけるポイント
C言語は学習難易度が高く挫折しやすい言語と言われていて、確かに他の言語と比べると難しく感じる点があります。
そこで、C言語の特徴を予め把握し、最初からつまづくポイントを理解しておきましょう。
「あぁ、これが難しいと言われる理由か」
と身構えておく事で、勉強した時に分からない事にぶつかっても、精神的な余裕が生まれるので挫折しにくくなります。
具体的に、C言語が難しいと感じる点は次の3つです。
- ポインタという魔物
- メモリ管理を自分で行う
- 開発環境の構築が必要
ポインタという魔物
多くのC言語学習者を悩ませる最大の壁は「ポインタ」の存在です。
ポインタとは、プログラムで使う計算や命令に必要な情報を格納している場所=アドレスのことです。
と言われても、プログラミング初心者にとっては「何それ?なぜ必要なの?」と、頭の中がはてなマークでいっぱいになるのが現実です。

最近のプログラミング言語では、ポインタを意識することなく開発出来るのがほとんどです。それゆえに、C言語のポインタがさらに難解に感じてしまいます。
ポインタの克服方法は、「習うより慣れろ」です。C言語を使う上でポインタは避けては通れません。
最初はよく分からないと感じますが、ずっと使っていると自然と慣れてきます。
メモリ管理を自分で行う
C言語が難しく感じる2番目の理由として、メモリ管理を自分で行う必要がある、という点があります。
メモリ管理とは、プログラムで使う計算や命令に必要な情報を一時的に確保する作業のことです。
先ほどのポイントと同じく、最近のプログラミング言語ではメモリ管理を自動的にやってくれることが多く、開発者は意識しなくて良いものが多いです。
例えばJavaやC#では、『ガベージコレクタ』という機能が備わっていて、使われなくなったタイミングでメモリを自動的に解放してくれます。
メモリ管理の何が難しいかというと、解放漏れによってメモリ不足が生じ、エラーが発生することです。
メモリ不足エラーは1回の動作では発生せず、何回も同じ動作を繰り返した時に突如発生します。
そのため、原因を特定する解析作業が難しく、「なぜエラーが発生したの?」と頭を悩ませてしまうことが多いです。
ぶつかった時に「あ、こういうものか!」と思って取り組めば大丈夫です。

開発環境の構築が必要
3つ目の理由として、C言語を開発して動作させるための環境構築が必要だという点です。
C言語はコンパイル型のプログラミング言語のため『コンパイル』という処理を行えるような開発環境を構築する事が必要です。
この開発環境を構築しないと、書籍や学習サイトで勉強したことを実際にプログラミングをしても動かすことができません。
開発環境の構築に必要なものは、次の3つが必要です。
- コードの記述および編集の為のエディタ
- コンパイル処理の為のコンパイラ
- それぞれのソフトを使うPATH(パス)の設定
このあたりもC言語が難しい(=面倒)と感じてしまう点ですね。

さいごに:C言語を習得できれば他の言語の習得は簡単
ということで本記事ではC言語を独学で習得できる4つのステップを紹介しました。
学習が難しいと言われるC言語ですが、最近はIoTの普及によりC言語の需要も増えてきているため、学ぶ価値は大いにあります。
また、C言語を習得できた人であれば他の言語の習得がめちゃくちゃ簡単に感じます。
ぜひチャレンジしてみてください。