
「プログラミングを独学しようと考えている。Javaは実際の開発でもよく使われていると聞いたのでJavaから勉強を始めようと思っている。どうゆう手順で勉強を始めたら良いのだろう?Javaを独学で習得する方法を教えて欲しい。」
今回はそういった悩みを解決します。
本記事の内容
- Javaを独学で習得する方法『基礎編』
- Javaを独学で習得する方法『実践編』
- 挫折しやすい!?Javaは習得が難しい言語【解決策あり】
記事の信頼性
この記事を書いている私はエンジニア歴8年で、業務系システムをJavaで開発した経験や、Androidアプリの開発経験があります。
必要となったJavaの知識は独学で習得しました。
この記事ではJavaを独学で習得する方法を『基礎編』と『実践編』に分けて紹介します。
また挫折しやすいと言われるJavaを着実に習得する解決策も紹介します。
この記事の内容を実践することでJavaを独学で習得できるはずです。
Javaを独学で習得する方法『基礎編』
Javaを独学する最初の一歩は基礎を習得することです。
そのためには次の3ステップで学習を進めます。
- 学習サイトで基礎を学ぶ
- 本で勉強する
- Udemyを使って実践的なスキルを学ぶ
学習サイトで基礎を学ぶ

Progate
まずはオンラインの学習サイトを使ってJavaの基礎を習得します。
実はJavaは幅広い分野で使われていて、分野によって使うフレームワークやお作法が異なります。
ですが、どのケースにおいても基礎知識は必要なので、まずは基礎固めをしっかりと行いましょう。
学習サイトは次の2つを使うのがオススメです。

紹介した2つのサイトを比較すると、Progateの方がより初心者向けです。
Progateはオンライン上で学習を開始&完結できるため、全くの初心者でもつまづくことなく学習が開始できます。
ドットインストールは自分のPCローカルで開発環境作りを行うので、ちょっと難易度アップします。
ですので、Progate → ドットインストールの順で勉強を進めるとスムーズです。
学習サイトでできるようになること
- ProgateでなんとなくJavaのイメージが分かる
- ドットインストールで開発のイメージが分かる
この段階では、「なんとなくプログラミングってこんな感じか~」と思えるだけでOKです。
あまり最初から理解しようとしすぎると普通に挫折するので、とりあえず進めてみるのが一番大事ですね。
有料会員コースも利用する
Progateとドットインストールのレッスンは、最初は無料で、途中から月額会員制の有料コースです。
「有料コースは必要ですか?」という問いの答えは、即答でYes。
無料コースだけでは基礎知識としても不十分です。
どちらのレッスンも月額1000円以下で学べるのは、控えめに言ってもめちゃくちゃお得です。
専門書は1冊3000円ぐらいするので、それと比べると1/3です。
それでいて勉強ボリュームも十分あり、契約中は何回でも復習できるので、使わない手はないです。
勉強したいと考えている人は、悩んでいるくらいなら、さっさと申し込んで勉強を始めた方がお得です。
本で勉強する
学習サイトで基礎知識を身につけたら、本を使って知識を深めます。
Javaは奥が深い言語で、学ぶべきことがたくさんあります。例えば、
- メモリ管理のガベージコレクタの仕組み
- 例外処理の考え方
- オブジェクト指向の考え方
そういった知識です。
学習サイトで基礎知識を得ることはできますが、実際の開発で使うには少し情報量が浅いです。
ですので、専門書を読んで知識を深めます。

私もいくつかの本を読んでJavaの勉強をしてきましたが、初心者の方であれば次の2冊がオススメです。
本の学習でできるようになること
- Javaのイメージが分かる
- Javaで実際に開発をするイメージが分かる
Udemyを使って実践的なスキルを学ぶ
学習サイトと本で基礎知識を身につけたあとは、Udemyを使ってより実践的なスキルを学びます。
Udemyは実際のエンジニアが講師の動画を購入し、学習を進めることができる学習サイトです。
現役エンジニアが講師を務めているため、現場で使われている最新の情報を習得することができる、即戦力クラスのスキルを身につけることが出来ます。
次の2つのコースは自分のローカル環境でJavaを使って実際に開発を行いつつ、現場で求められる実践的なスキルを身につけることができます。
- 【 5日でできる】はじめての Java プログラミング入門
- 誰でもわかる Java基礎 & Javaオブジェクト指向

Javaを独学で習得する方法『実践編』
ここまででJavaの一通りの知識知識を身につけることができているはずです。
あとは実践あるのみです。
次の手順で物作りを実践していきましょう。
- 作りたいものをイメージする
- ライブラリの使い方を学習する
- ひたすら作ってみる
作りたいものをイメージする
基礎知識を身に付けたら、実際に作りたいものをイメージして必要な知識を勉強していきます。
というのも、Javaは幅広い分野で使われていて、分野が違うと使われるフレームワークや開発に必要なソフトウェアが異なります。
ですので、作りたいものに合わせて必要な知識の勉強が必要です。
例えば、次のように、Javaは分野によって使われるライブラリが異なります。
- GUIアプリ:Swing, JavaFx
- Webサービス:サーブレットやJSPといったApache Tomcat
- Androidアプリ:Android SDK, Android Studioの使い方

まずは作りたいものをイメージしてみてください。
ライブラリの使い方を学習する
作りたいものをイメージしたら、それに合わせて必要なライブラリの使い方を習得していきましょう。
先ほどの3つの例だと、それぞれ以下の学習サイトで勉強することができます。
- GUIアプリ:初心者のためのJava SEプログラミング入門
- Webサービス:Paiza Webアプリ開発入門 Servlet/JSP編 (全4レッスン)
- Androidアプリ:ドットインストール Androidアプリ開発入門
また、より実践的なスキルを習得するため、Udemyも合わせて活用していきましょう。
- Java 11によるWebアプリケーション開発で学ぶ Javaプログラミング入門
- Java知識ゼロOK!プロのAndroid開発者になるためのマスターコース
ひたすら作ってみる
あとはひたすら作ってみることです。
実際作ってみるとわからないことだらけだと思いますが、どんどん挑戦してみてください。
というのも、世の中でJavaを使って開発をしている人が全ての知識を理解しているかというと、そんなことはありません。

ではどうしているかというと、分からないことは都度調べながら作成しています。
実際に自分でものを作ってみるとわからないことがたくさん出てくるはずです。
「この処理ってどうやって作るの?」とか「思い通りに作れないんだけど…」という感じです。
その都度調べていくことで着実にスキルアップしていきます。
プログラミングの世界で大切なことは、コードの書き方を暗記することではなく、調べ方がわかっていることです。むしろ、コードを書いている時間より調べている時間の方が長いと思います。
プログラミングでは、この「自分で解決する力」がすごく大事です。
どんどんチャレンジしてみてください。
※Javaを書く上でわからないことは、次のサイトを参考にして見てください。
挫折しやすい!?Javaは習得が難しい言語【解決策あり】
Javaを勉強するときの注意点として、Javaは習得が難しい部類の言語だということを知っておいてください。
おそらく、プログラミング初心者が習得するためには、1000時間ぐらい必要になると思います。
プログラミングをやった頃ある人でも200時間ぐらい習得するのに必要です。
というのも、Javaという言語の知識以外にも、次のような知識が必要になるからです。
- オブジェクト指向の考え方の知識
- フレームワークの知識
- OSなどの周辺装置の知識
ですので、習得するには長い戦いになることを覚悟してください。

初心者の方はWebサイト作りがオススメ
初心者の方で、ちょっと不安だな・・・と感じる人は、Webサイト作成から始めるのがオススメです。
Webサイト作りはプログラミングの世界の中でも比較的簡単な部類ですので、プログラミングの楽しさをイメージしやすいです。
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プログラミングスクールを使うのがオススメ
確実に習得したい方はプログラミングスクールを使うのがオススメです。
プログラミングはエラーとの戦いです。
よくエラーでつまづき、デバックというエラーの原因を調べて取り除く作業に非常に苦戦します。
このデバック作業で心が折れてしまい、挫折するケースが非常に多いです。
そんな不安を解消することができるのがプログラミングスクールです。
スクールでは講師の存在があるため、分からないことを都度質問できます。
デバッグ処理も一緒に悩んで解決することができるので、挫折することなく着実にスキルアップできます。

【無料体験付き】プログラミングスクール

さいごに:行動しましょう
ということでJavaを独学する手順を紹介しました。
Javaは比較的習得難易度が高いです。
ですが、一度習得すると、いろいろなことがJavaを使って実現できるようになるので、世界が広がります。
また、Javaを習得できると、他の簡単な言語の習得も簡単に感じます。
ですので挑戦する価値は大いにあります。
この記事で紹介した内容を参考に、プログラミングによるものづくりの楽しさを味わってみてください!
あとは行動あるのみ
とは言いながらも、実際に行動に移す人は100人いたら5人ぐらいだと思います。
何かを始める時には「やってみようかなぁ…」と悩んでる時間が多くなりがちです。
残念ですが、悩んでいるだけでは何のスキルもみにつきません。
Javaのスキルは習得しておいて損はないので、気になったらすぐ学習を始めてみましょう。