
- 「Aidemyって、実際のところどうなの?」
- 「Aidemyを学んだ後は何ができるようになる?」
- 「良い点ばかりじゃなく悪い点も知りたいんだけど...」
この記事ではそういった悩みを解決します。
この記事でわかること
- 数あるスクールからなぜAidemyを選んだのか?
- Aidemyの内容
- Aidemyを受講したリアルな感想【良い点・悪い点】
この記事は、2020年12月から3カ月間Aidemyを受講したWさんに、受講の決め手となったサポート内容や感想を書いていただきました。
Pythonについて勉強したいけど、どこで学んだらいいのかわからないという人は多いと思います。私もそのうちの一人でした。
この記事を読むことでAidemyのリアルな評判が分かります。そのような方達の参考に少しでもなれば幸いです。
なぜAidemyを選んだのか?
Aidemyを選んだ理由は下記のとおりです。
Aidemyを選んだ理由
- ネットでの高評価
- 文系でもプログラミング学習や数学に関して心配しなくて良い
- チャットで質問し放題できちんと返信してくれる
- 一流の講師陣
- 成果物を作成できる
文系でもプログラミング学習や数学に関して心配しなくてもいいと書いてあるサイトが多かったのが、選んだ理由の一つです。
私自身数学が苦手だったことと、以前プログラミング学習で躓いて何度か断念していたので、質問できる環境がありがたかったです。
また、本を出版した方やビジネスコンテスト受賞歴がある人、研究者等、実績があるという一流の講師陣が揃っている点もよかったです。
選ぶうえで最も重視したことは、成果物を作成できるという点です。
IT業界では資格よりも実務経験が重視される傾向にあります。
受講前のオンライン無料相談にて、実務未経験であれば成果物等を提出する方が資格を所有しているよりも就職上有利とのことで、AIアプリ開発講座を受講することに決めました。
Aidemyの受講内容
昨年末から約3ヶ月間、AIアプリ開発講座を受講しました。受講した講座は以下の通りです。
講座 | 概要 |
Python入門 | Pythonとはどういうものか |
環境構築 | 開発環境を整える |
Numpy | 計算や配列について |
Pandas | データ分析の仕方について |
データクレンジング | データ処理について |
Matplotlib | グラフの描画について |
機械学習概論 | 機械学習について |
教師あり学習(分類) | 教師あり学習の中の分類について |
スクレイピング | データ収集について |
ディープラーニング基礎 | 深層学習について |
CNN | 画像認識で用いられる手法の一つ |
男女認識 | 男女を識別するコードについて |
コマンド | 特定のキーワードを打って表示させる |
Flask入門 | Webアプリを作るときに使われるもの |
HTML/CSS | Web画面の仕組みについて |
heroku | アプリの実行に用いる |
MNISTを用いた手書き文字認識アプリ作成(以下MNIST) | 文字を認識するアプリ制作 |
Webアプリ開発 | 自分が作りたい成果物をつくる |
講座を受講した後に課題を提出するものがほとんどだったので、より実践的なものが学べました。
男女認識、MNIST、Webアプリ開発以外は、2~3講座を同時に受講しつつ、1講座あたりだいたい2週間ほどで課題提出していました。
男女認識、MNIST、Webアプリ開発は時間がかかってしまい、3~4週間ほどかかりました。
文系で数学が苦手なPython初学者だからか、提出期限ギリギリまでかかってしまいました。
ある程度経験がある人だと短期間で受講し終えることができるかと思われます。
初めに何から勉強すればよかったのか?
Aidemyにて最初に勉強した方がいいと感じたのは、span class="huto">Linuxの<コマンド入力です。
受講前の無料相談では必須項目を上から順に受講していくことがおすすめとのことでした。
しかし、コマンドを使わなければいけない状況がコマンド入力講座を受講する前からあり、戸惑ったので、コマンド入力から勉強することをお勧めします。
受講で苦労したこと
一番苦戦したのは環境構築です。
PCが5年以上経っている、空き容量がギリギリということでない限り、新しいPCにする必要はないと思います。
また、これを機にWindowsからMacにすることは個人的にはあまりおすすめしません。
ただ、Windows10の場合Linuxコマンドが一部使えません。
例えばファイルの中身を一覧表示させる「ls」コマンドがWindows10では使えません。その為適宜調べる必要はありますが、慣れないPCで四苦八苦するよりかはいいと思います。iPhoneのアプリを作りたいといったMacでないと難しい特定の状況以外は、慣れているPCがいいと思います。
最終的に環境構築についてはWindows上ではできたのですが、MacのM1ではできませんでした。
そもそもM1は他のPCと勝手が違うことが多いようなので、なかなか思うようにいきませんでした。もしMacを買うのであれば、初学者はIntel版の方がいいかと思われます。
また、Python入門講座も苦労した講座のうちの一つです。
Python入門はオンライン無料相談にて、これだけでもPythonをほぼ網羅しているとのことで、実際そのように感じました。
ただ、Python入門講座はそこまで難しく感じなかったのですが、同課題にて突然難易度が上がったように感じました。
最初の講座でいろいろ慣れていないところがあり、手間取ってしまいました。最終的に数学の用語を適宜サイトで調べ、チャットで質問し解決しました。
ただ、事前にプログラミングでよく出てくる数学理論について勉強しておけば、よりスムーズに勉強できたかもしれません。
成果物について
成果物では西洋画と日本画を判別するアプリを作りました。
いくつか作りたいものがあったので、オンラインカウンセリングにて相談して一つに絞りました。
新規性、難易度が今の自身の状況にあっているもの、どれだけの時間を割けるか見極めることがアプリ制作において大事とのことです。
実際に作成したものがこちらです。
西洋画と日本画を美術館のパブリックドメイン画像を収集し、CNNを用いてアプリを作成しました。
事前に西洋画と日本画の写真を何枚かPCファイルに保存しておきます。「ファイルを選択」を押して、ファイルの中から西洋画か日本画の写真を選び、「submit!」を押すと、日本画か西洋画か判別してくれるという仕組みです。
学習中のスケジュール
特に決まった時間に勉強していたわけではなかったです。
1日あたりの学習時間は大体3~5時間ほどです。
男女認識、MNIST、Webアプリ開発以外は2~3講座を大体1週間くらいで受講し、1週間くらいかけて一つの課題を終えていました。
男女認識、MNIST、Webアプリ開発に関しては先ほど書いた通りで、3~4週間かかりました。
Aidemyを受講してみた感想
Aidemyの良かったところ
Aidemyの良かったところ
- チャットし放題
- オンラインカウンセリングがある
- 好きな時間に受講できる
- 初歩的な質問でも丁寧に答えてくれる
- 一流の講師陣
- 無料講座がある
- 返金できる
- 転職サポートがある
一番良かった点はオンラインカウンセリングがあったことです。
分からないことでつまづいてチャットでも解決できなかったことが、オンラインカウンセリングですぐに解決しました。
オンラインカウンセリングでは画面共有もできるので、チャットでうまく伝えられなかったことも共有できたところがよかったです。
例えば、同じくAIを学べるオンライン学習サイト「Udemy」では、更新を頻繁にしている講師であればチャットで質問に返信してもらえますが、24時間以内に必ずしも返信してもらえるわけではありません。
オンラインカウンセリングはUdemyや本にはないのでスクールの強みだと思います。
Aidemyを受講しようかどうか迷っている方は、まずは会員登録して無料講座を受講してみると良いと思います。
8日以内であれば全額返金してもらえるので思い切って受講してみるというのもアリです。
また、受講開始から約一年間転職サポートが受けられます。転職サポートを受けたい方はカウンセリング時に相談してみるといいでしょう。
Aidemyの悪かったところ
Aidemyの悪かったところ
- 料金が高い ※ただし条件に該当すれば安く受講できる
- オンラインカウンセリングに制限がある
- 専門用語が多くて混乱
- 数学難しいところがあった
- 教材が手元に残らない
受講料金は3ヶ月プランの場合、528,000円(税込)です。9ヶ月プランの場合だと100万円はゆうに超えます。
受講期間の延長料金は1ヶ月につき165,000円です。
ただ、条件に該当すれば厚生労働省の教育訓練給付制度で最大7割安く受講することが可能です。
3ヶ月プランの場合、1ヶ月の延長料金よりも安い158,400円で受講することが可能です。
雇用保険の支給要件期間が3年間で該当しそうな方は、最寄りのハローワークで聞いてみるといいでしょう。
ただそれでもUdemyや本等に比べると比較的料金が高いです。
Udemyの場合、セールが定期的にあり安い時だと1,200円で手に入ります。
チャットは無制限ですが、オンラインカウンセリングには制限があります。
3ヶ月プランの場合24回で、9ヶ月プランの場合72回です。
3ヶ月プランで一つの講座を受講する方であれば24回でも問題ないかと思いますが、初学者で複数講座を受講する場合は少なく感じるかもしれません。
また、Pythonの用語だけでなく、IT系の用語がよくわからず、苦労していました。
Aidemy受講中にIT系の用語の本を買って勉強すればよかったなと思います。
数学は文系だからかわかりませんが、習っていない用語が度々出てきました。
ネットで調べたり、チャットで質問したりして解決しましたが、事前に勉強しておくと進めやすいかと思います。
また、教材が手元に残りません。オンラインで勉強するため、受講期間後しばらく経つと見られなくなります。
Udemyや本の場合、教材は買った後手元に残ります。
ただ、2021年5月からAidemy GritというAidemy Premium Planを受講していた方であれば月額11,000円で復習できるようになりました。
Aidemy Premium Planで提供されている教材だけでなく、随時追加予定の専用コンテンツもつき、チューターによる質問解答サービスもつくとのことです。
例えば3ヶ月プランで複数講座受講したかったのにAIアプリ開発講座だけしか受講できなかった場合でも、データ分析講座等他の講座も受講することができるそうです。
結論:Aidemyがおすすめな人
結論は、ある程度の資金的余裕があり、質問できる環境で学びたい方であればAidemyをおすすめします。
Aidemyは日々新しいサービスを提供しているので、お金に余裕があれば個人的にはお勧めします。
特にオンラインカウンセリングには助けられました。
壁に何度もぶつかりましたが辞めようとならなかったのは、いつでも相談できる環境があったからかもしれません。
はじめの一歩は不安も大きいですが、挑戦してみると新たな世界が開けます。
ぜひプログラミングスクール選びの参考にしてみてください。