
「アドセンス審査になかなか合格できない。不合格理由は価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)だった。どうすれば良いか対策方法を知りたい。」
この記事ではそういった悩みにお答えします。
この記事で分かること
- 価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)とは何か?
- Googleから見た「価値の高い広告枠」とは?
- アドセンス合格に向けて確認しておくべき2つのこと
- アドセンスに合格する価値の高いコンテンツを作る3つのポイント
年々厳しくなっていると噂のアドセンス審査。ブロガー最初の関門でもあります。
私もアドセンス審査に合格できたのはブログを書き始めて半年、申請は11回目でした。
審査落ちの理由は全て価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)。価値の低いとか、複製されているとか、もう意味分かりません。ダレカタスケテ。
でも、問題と思われるところを1つ1つ対策を行うことで無事に合格することができました!
そんな私が、価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)から脱却し、Googleが求める価値の高いコンテンツを作るにはどうすれば良いか、具体的な方法を紹介します。
アドセンス審査になかなか合格できない人は、ぜひ参考にしてみてください。
価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)とは?

価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について
AdSense のプログラム ポリシーに記載されているとおり、ユーザーにとって価値がほとんどないページや広告の比率が高すぎるページには Google 広告が表示されません。これには、第三者が提供するコンテンツに付加価値を付けずに、コンテンツをコピーまたはリライトしたページが含まれます。
詳しくは、Google のウェブマスター向けの品質に関するガイドラインで、付加価値がほとんどなく、内容が薄いコンテンツに関する記事をご覧ください。
引用:アドセンスの不合格通知より
書いてある通りなのですが、アドセンス審査に合格できない人からすると次のような感じでしょう。


ただ安心してください。そんな私でも合格できました。
価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)に対してGoogleが意図していることを理解し、1つ1つ問題と思われるところを対策していけば良いだけの話です。
では、具体的な対策を紹介していきます。
Googleから見た「価値の高い広告枠」とは?
まずはGoogleが求める「価値の高い広告枠」とは何か?について説明します。
これを理解しないことにはどんな記事を書いたら良いか分かりませんよね。
結論ですが、次の通りです。
価値の高い広告枠とは?
- ユーザーにとって価値が高いコンテンツを持ったメディア
- 広告主にとって広告を掲載する費用対効果が見込めるメディア
- Googleから見た価値が高い広告枠はユーザにも広告主にも価値があるメディア
それぞれ説明します。
ユーザーにとって価値が高いコンテンツとは?
Googleが掲げる10の事実にある通り、Googleはユーザーを第一に考えています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
つまり価値のある記事とは、ユーザーにとって価値がある記事のことです。ユーザーにとって価値ある記事をGoogleは高く評価し、検索結果で上位表示されるようにします。
ユーザにとって価値があることとは次のようなことです。
- コンテンツ:ユーザが求める情報があるか
- ユーザビリティ:ページを開く速度や操作性が快適
- 文章の読みやすさ:文章の誤字脱字がない、適度な改行や画像による読みやすい工夫
具体的に自分が何かを検索してあるページを訪れた時のことを想像すると分かりやすいと思います。
自分が「読みやすくて分かりやすい、欲しい答えも見つかった!」と思えるような記事作りが、ユーザにとって価値ある記事に繋がります。
広告主にとって価値あるメディアとは?
広告主が広告を宣伝するときは、「Google広告」(旧Google AdWards)と呼ばれる仕組みを通してGoogleに広告掲載料を支払い、広告を掲載しています。
費用を出して広告宣伝を行っている広告主からすれば、費用に対して表示された広告回数、さらにはクリックされ自分のサイトに訪れてもらったり成約につながることを望んでいます。
つまり、広告主にとって価値あるメディアとは、宣伝する広告に関連した記事を掲載していて多くの宣伝効果が見込めるメディアのことです。
Googleから見た「価値が高い広告枠」とは?
ユーザと広告主をつなぐGoogleから見たときに「価値が高い広告枠」とは、ユーザーにとって価値が高い記事を持ったメディアであり、広告主にとっては高い宣伝効果や成約が見込めるメディアということです。
アドセンスの審査とは、この記事を持つメディアが広告を掲載するに値するかどうかを見ています。
広告を掲載するのはGoogleの責任です。広告主に満足してもらうためには、価値あるメディアに広告を掲載する必要があり、そのためにアドセンス審査が設けられています。
記事を掲載するメディア(ブログ)は、ユーザにとっても、広告主にとっても、さらにはGoogleにとっても価値があるものを提供しなくてはなりません。
アドセンス合格に向けて確認しておくべき2つのこと
価値が高い広告枠が何か理解できたところでGoogleが具体的に何を求めているかを理解しましょう。
そのためGoogleが掲げている2つのポリシーを読みましょう。
広告の掲載はGoogleが行うものであり、審査ももちろんGoogleです。
であれば、Googleが定めるポリシーに違反しているブログでは当然ながら合格は難しいです。
まずはじっくり読みましょう。
アドセンス審査時に確認しておくべきことは『アドセンス審査に落ちた時に見直すべきこと!審査にまつわる情報まとめ』の記事でまとめています。合わせてどうぞ。
-
アドセンス審査に落ちた時に見直すべきこと!審査にまつわる情報まとめ【2019】
アドセンス審査に落ちて悩んでいる人 ・「アドセンス審査に落ちたけどどうすれば良いか分からない」 ・「アドセンス審査に関する情報が色々合って何が正しいか分からない」 ・「アドセンス審査に合格するにはどん ...
アドセンス合格を目指すなら読むべき本
アドセンス合格を目指している人はぜひ読んでみるべき本を1つ紹介します。
アドセンス審査に落ち続けていた時にある本に出会いました。アドセンスで稼ぐとはどういうことなのか?ということを理解することができます。
記事は自分のためではなく、広告主のことを考えて、さらには訪れるユーザーのことを第一に考えて書く。基本的なことながら忘れがちなことを非常に分かりやすく説明されている本です。
何より作者が元Googleの中でアドセンスの担当をされていた方なので信頼度は激高だと。
この本を読む前と後では、記事の質が大きく変わってくると思います。
私と同じようになかなかアドセンス審査に合格出来ずに悩んでいる人はぜひ読んでみるべき1冊です。
アドセンスに合格する「価値の高いコンテンツ」を作る3つのポイント
アドセンス審査の対象は記事の中身=コンテンツです。価値の低い広告枠から脱却して合格するためには、価値ある記事を書くことが必要です。
では、どんな内容の記事を書けば良いのか?
結論は、ユーザにとって価値のある独自性の高いコンテンツを作る、です。これに尽きます。
10回のアドセンス審査不合格を経験しましたが、最後の修正で気をつけたことは非常にシンプルなものです。まさに、ユーザにとって価値のある独自性の高いコンテンツを作成することでした。

価値あるコンテンツを作るには3つのポイントがあります。
価値あるコンテンツを作る3つのポイント
- 検索意図にマッチした答えを提供する
- 信頼性=専門性が高いコンテンツ
- 独自性=自分が経験したこと
1つずつ説明します。
1. 検索意図にマッチした答えを提供する
あなたがインターネットで何かを検索するときのことを想像してみてください。
あなたは、なぜそのキーワードで検索するのでしょうか?
- 何か分からないことがある
- 何か知りたいことがある
- 新しいことに興味がある
そういった検索意図がありませんか?
インターネットで何かを検索する人は何かしらの検索意図を持っています。この検索意図に対して的確な答えや解決策を提供してあげることが重要です。
例えば、この記事では「アドセンス 合格 価値の低い広告枠」というキーワードで検索されることを意図しています。
このキーワードで検索する人は、


なので、この記事では「価値の低い広告枠から脱却してアドセンス合格するための対策方法」について紹介しています。
つまり、ユーザーの検索意図に対する答えを用意しています。
検索意図を持って訪れるユーザに対して適切な答えを用意することが記事の価値に繋がります。
自分の書いた記事は、誰のために、どんな悩みを解決してあげられるか?という視点で1度見直してみてください。
2. 信頼性=専門性が高いコンテンツ
検索してたどり着いたページに書かれている答えが信頼できるものかどうかも大切です。
アドセンスの合格方法について知りたいのに、ブログを書いたことすらない人の記事など読みたくないですよね?笑
答えに対する信頼性は非常に大切です。
信頼とは高い専門性から裏付けられます。
私の場合、アドセンス審査時にエンジニアの専門的な知識に関する記事を3つ書いていました。
なぜなら仕事でソフトウェアエンジニアをしていることからソフトウェアに関する高い専門性があるためです。
また、ゲームに関する記事も、なんとなくやってみたというレベルではなく、ランキング上位や1000試合という経験から得た深い知識を元にした記事を書きました。
専門性の高い記事というのは信頼性の高さに繋がり、ユーザにとって価値あるコンテンツとなります。
3. 独自性=自分が経験したこと
ここで難しいのが、ただ専門性の高い記事だけではダメです。専門的な知識を事実として書くだけでは独自性は生まれません。
というのも、おそらく同じ専門性を持った人は他にもいて、同じような記事がすでに存在することが想定されます。
試しに自分の書いた記事のキーワードで検索してみてください。他にも似たようなことを書いた記事が見つかると思います。
ここで差別化を図れるのが独自性=自分が経験したことです。
自分の経験は自分にしかないものであり独自性の塊です。経験を踏まえた記事を書くことで他人にはないオリジナルのコンテンツが作れます。
私の場合、ソフトウェアエンジニアとして仕事をしている経験から以下のような観点で記事を書きました。
- 普段どんな仕事をしているかを自分の実務に基づいて紹介する
- ソフトウェアエンジニアになるために必要なことを、普段の仕事と照らし合わせて紹介する
同じエンジニアでも務めている会社や扱う製品、携わっている業界によって、必要とする専門的な知識や働き方は大きく異なります。
業界の差がある中での普段の私の仕事の経験は、私個人のオリジナルなコンテンツであるため、独自性の高い内容になります。
ここで、「同じ分野で、同じ経験をする人もいるじゃん!」そう思われた方は鋭い方 or 性格が歪んでいる方かと思います。

コンテンツの差別化のためにはもう一工夫必要です。
それには、感じたことや思ったことなど、あなたの気持ちを書くことです。
同じ経験をしたとしても感じたことは人それぞれです。考え方は人それぞれなので、他の人とは違う感じ方があるはずです。
その感情や思いを記事にしてください。
私が書いているこの記事も、人によっては「何言ってるんだお前?」となるかもしれません。
それでいいんです。これこそがあなたの独自性であり、他人には真似できない価値のあるコンテンツです。
公式のサポートページを読む
それでもイマイチ分からない方はアドセンス公式サポートページを見てみると良いです。
アドセンス審査に関する質問が投稿され、質問に対する回答が掲載されています。
もしかすると自分が求めている的確な答えが見つかるかもしれません。
さいごに
ということで、価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)から脱却し、Googleが求める価値の高いコンテンツを作るにはどうすれば良いか、具体的な方法を紹介しました。
必ずしも「こう書けば合格できる!」という明確な回答は残念ながらありません。
ですが、Googleが求めることを理解し、1つ1つ問題に対処していけば、きっと合格は見えてきます。
このページで紹介したおすすめ本はこちら!